WING GUNDAM [Ver.Ka]         Modeled by TOKKO

使用キット: 1/100MG ウイングガンダム[Ver.Ka]

■製作者コメント■

はじめに

このたびは初コンペ開催おめでとうございます。 そしてサイト開設5周年おめでとうございます。
いつも模型と関係無い話でBBSにカキコしてしまいごめんなさい。
6月&7月のしるびぃご夫婦はぴばーすでぃおめでとうございます。
全部ひっくるめていつもお世話になってる「しるびぃさんご夫妻へのプレゼント」として作りました。

製作の方向性としましては・・・
いつものTOKKOカラーで塗っても良かったのですが、 コンペに参加する以上いつもと似たような色じゃ新鮮味も無く申し訳ない。
そこで・・・
・せっかくの参加リストNo.1を頂いたので、「1=始まり」と考え 基本に忠実に、設定どおりのカラーで格好良くみせる!!
(え?始まりは「0」? いや、0は別格扱いって事で・・・)
・自分のこれまでの鬼門であった「赤」の表現を目指すべし!!
・素組のままでも各部のディテールアップのみで格好良くみせる!!
以上を自分への課題として製作していきます。

製作
プロポーションも出来もいいのでなんも手を加えなくてもかっちょいい アーリーが出来上がると思います。
しかし、いくら素組で製作すると決めてもどうしてもダルい部分に 手を入れたくなるのがモデラー魂。
簡単に手を入れられそうな部分は
手を入れて、「シャープなアーリー」をイメージして作って行きます。
[頭]
アンテナを少し削って、後ハメ処理を行ったのみ。
透明パーツは額カメラと目の間で切断。
額カメラは外側からはめ込み、目の部分はフェイスごと下から差し込むカタチで。
ヘルメットのフェイスはめ込み部分は事前に切りかいておきましょう。
額アンテナ基部のカメラは、マスキングが面倒なので同じ大きさに切ったプラ板を 全ての塗装後に貼り付けます(楽チン楽チン)
[胴体]
特に手を加えていません。巧妙な分割で後ハメ処理の必要もありません。
肩バルカンだけピンバイスで開口。
[腰まわり]
飾り台への固定のために、股間に真鍮パイプを埋め込みました。
腰前後のアーマーはバンダイエッジがきつかったので、プラ板とポリパテで シャープになるように成型。
サイドアーマーのバンダイエッジはヤスるだけで消えてくれました。
[腕]
肩はマスキングが面倒そうだったので、後ハメ処理。
青のパーツを先端だけ接着し、後ろ側の目立たない部分で切断。
塗装が終わってからガッチリ接着して組み上げました。
他は特になにもせず。
前腕部アーマー類のバンダイエッジはヤスって落しました。
[足]
特になにもせず。
足の甲のパーツのC面が気になったのでヤスってエッジ出ししたのみ。
[羽]
ホビージャパン誌(2004.4)を参考に後ハメ加工を行いました。
白の大きなパーツは青のパーツではさまれる部分で切断。
長い赤の部分をはさみこむ白いパーツはエッヂングソーで丁寧に切り離します。
赤の先端部分は白のパーツを切りかけばよいので特に問題無し。
問題は胴体に近い部分の青パーツです。
ここはいい方法が見つからなかったので、装甲の合わせ目という解釈で そのままにして逃げました(すいません)。
組み上げても影で目立たない部分なんで許してください。
羽の先端が途中で切れた感じで許せなかったので、プラ板で延長し、 シャープな感じにしました。
上に付く黄色いパーツもシャープにした方がかっこよさそうだったので、 プラ板&エポパテで延長。
設定と異なるかも知れませんが許して。
[武器]
両腕のエネルギーパックラックは、内部のフレームを半分に切って後ハメ。
ここは、切っても腕に取り付ける為のパーツで固定できるので、なんとかなります。
ライフルは黄色いパーツのガイドピンをニッパーで全部きり飛ばして後ハメ(接着要)。
シールドは先端をちょっとヤスってとがらせたくらいです。

塗装
工作終了したら、全パーツ洗浄して1000番の瓶サフでサフ吹き。
白以外は書籍「アプルーブド・ガンダム」にある調合表を参考に調合。

白・・・特色307グレーで下地作り。 その後に特色316+スーパーホワイトの白でグラデをかけます。
青・・・コバルトブルー+蛍光クリスタルレッド+スーパーホワイト。  下地はベースホワイト。ベタ塗りでグラデはかけません。
黄・・・黄橙色+白+黄+オレンジ。 下地はベースホワイト。ベタ塗りでグラデはかけません。
赤・・・シャインレッド+モンザレッド+蛍光レッド。  下地はベースホワイト。ベタ塗りでグラデはかけません。
黒鉄色(本体)・・・黒+銀+緑
黒鉄色(武器)・・・黒+銀+紫

武器・肩の一部はHJ誌の真似で、グロス仕上げにしてアクセントをつけてあります。

塗装が終わったらエナメルで墨入れします。 ハルレッド、ジャーマングレーを下地の色によって使い分け。

デカール
シールは厚さが気になるので全て自作しました。
インレタは予備が無く、失敗するとシャレにならないので、スキャンしてデカールを作成。
結局すべてデカールとなりました。

仕上げ
つや消しクリアを全体に吹いてから、ツヤ有りパーツを組み込みます。

ベースはいつもの木製ベースに真鍮パイプを挿したもの。
生木のままではちょっとアレなので、クリアーオレンジで塗装。
プレートはプラ板+オリジナルデカール+釘の頭をグロス仕上げで。

最後にベースと本体を組み合わせて完成!!

さいごに
参加者の皆様本当にお疲れ様でした。  取りまとめのしるびぃさん本当にお疲れ様です。
ネットコンペ参加は始めての経験だったのですが、機会があればまた参加したいです。
今回のコンペを通してみなさまの模型ライフがより充実しますように!!

See You!!


しる妻コメント
実を言いますと私は前々からTOKKOさんファンの一人で、今回の作品も ぱっと目に飛び込んでくる発色の美しさにうっとりさせてもらいました。 プレゼントとして頂いて箱を開けた時に、あ、赤が効いてる!と思いましたら、 なるほどコメントを読ませて頂いて納得です。一つの色が良くてもなかなか 全体としての彩度・明度を考えるとバランスが難しいのが配色だと思いますが、 どの色もひとつひとつ生きている色で感激しました。 つや消し仕上げなので蛍光入りの発色がまた映えるんですよね。 赤の細かいデカールも機体を引き締めてカッコイイです!  これからも見る人をドキドキさせてくれる作品を楽しみにしています。  ウイング、家宝にさせて頂きます☆本当に有難うございました。

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